わたしの暮らしの雑記帳

ちょうど良くて、居心地の良い、幸せに生きる為の雑記帳

エメラルドを御守りに。リフォームのすすめ!

\ビジュ ド ファミーユ/

さて、こちらはさっきのお話のスピンオフ的なお話です。

 

以前会社員として働いていたころ、私の母と同年代の社員の女性がいました。


彼女とはたまーに一緒にお出かけしたりするような仲で、とても優しい女性だったことを良く覚えています。

 

彼女は、お母さんのような、お姉さんのような、そんな先輩でした。そしてたまにお友だち。


たしか、私が交通事故に遭ったとき、おりた保険などの臨時収入で宝石をリフォームしたんだよ〜って言う話をしたんだったと思うんです。


それからしばらくして、私の婚約指輪をリフォームしたいのだけれど、紹介してくれないかしら?との相談を受けました。


どうやら彼女の旦那様はご病気で他界しておられ、今後旦那様から贈り物をもらえることはありません。


だから旦那様からの始めての贈り物だった婚約指輪をリフォームして、新たなデザインにすれば、旦那様からの贈り物としてまたずっと使える、と言う話でした。


何しろその婚約指輪は、昭和の時代にデパートの外商から買ったものとのことで、デザインが使いづらいようです。

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(写真は彼女のリングに似た写真をお借りして載せました )

実際のリングを拝見させていただくと、デザインはビンテージな趣で、私から見たら素敵な品でしたが、実用を考えると、やはり引っかかりがたくさんあり、使いづらいと思いました。


彼女が話してくれた婚約指輪についてのエピソードはとても愛情深く、買ってもらう時に遠慮してエメラルドにしたのよ!!とか、新婚旅行にお財布を忘れて出かけて、慌てて一時的に質入れして旅行中をしのいだ話とか、もう私の気持ちはキュンキュンでした。

 


早速2人でリフォームのお店へ出かけ、店主のおじいちゃんと三人、指輪の空枠がたくさん載っているカタログを何冊も眺めて、デザインを決めました。


今の主流は、小粒なダイヤモンドが列に並んだ控え目のダイヤモンド取り巻き。
こちらの枠に入れて、指輪の腕はシンプルな甲丸に。
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(写真は似たものをお借りしました)


指輪が仕上がってきた時の彼女の笑顔っていったら、とびきりの笑顔。


『ずっとタンスにしまいっぱなしのリングがこんなに現代のデザインになって…主人がまだ近くにいるようだわ。。。』

 

旦那様のこと、大好きだったんだなぁと、私まで感激。。


それから、2人で都内にお出かけしました。


ちょっとおしゃれして、主人の指輪をつけて出かけたい、とのリクエストでした♪

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東京日本橋や丸の内にお出かけしたっけな。


あの後も、指輪をしまいっぱなしにはせず、親族との行事や、友人とのお出かけにつけて行ってるそうです。

きっとエメラルドに灯った旦那様の想い、旦那様の記憶、そんなものが彼女を護ってくれていると思います。

 


この話を書いて、あの方は元気にしてるかなー、って思い出しました。


湘南に引っ越す前、街で偶然にバッタリ出会って、それっきり連絡していないなぁって。

 

おげんきですかって、

年賀状を出そう、そうしよう(^∇^)